
1926年、自動巻きの腕時計が販売されるようになりました。手で竜頭を巻かなくても、腕に腕時計をつけていればその振動で、腕時計内部の半円形ローターがゼンマイを巻き上げるようになっています。1969年、腕時計の世界をクオーツショックが襲いました。今までの腕時計に比べて圧倒的に誤差が少ないクオーツ時計(水晶発振式腕時計)が日本のセイコーから発売されたのです。スイスの高級機械式時計の時計メーカーやそれまで全盛を誇っていたアメリカ時計メーカーは大打撃を受けることになりました。 クオーツ時計の発売以後、アラーム機能付き時計、ストップウォッチ機能付きなど、腕時計の機能がどんどん高くなっていきました。1970年には世界初のデジタル腕時計がアメリカで発売されました。低価格化も進んでいき、腕時計は誰でも買うことができるようなものになっていきました。その一方、1980年頃からは高級化志向から、精度でなく熟練工が作っていることが評価され、スイスの機械式時計も人気を取り戻してきています。現在も腕時計の素材、機能など、まだまだ進歩し続けてはいますが、腕時計を使わず携帯電話の時計を見るという人も増えています。